基本中庭音響(限定設備)

中庭で設備を組んだときの留意等。
中庭で組む場合一番重要なことはステージから音が満遍なく音が伝わっていく環境を作り出す事だと思ってやっていた。
今回の場合はフルセットでない場合の設営に限り。廊下まで音が伝わるが、しかしながら教室内には音が伝わらないようにするために苦労するが、マスターの音量を限定してやりあらかじめ以前までの独自リハーサル等で調節すれば問題はない。
また原則的に短距離であるため8Ω限定使用とするので全てロー接続。またハイに繋ぐとアンプが破損するので絶対に接続を行わない事。混同して使用することも同じ。
括弧内はフルセットと同じものなので、使用するしないは自由。


・VOSS フォールドバック2way 130W 
・RAMSA 2Way 80w付近×2
・Victor アンプ 300w
・ 同上 容量が若干少なくても良い
・Victor PS-M1012 デジタルミキサー In12ch(内ステレオ4ch)
・(Victor PS-S102 全天候型フルレンジ 8Ω)×2
↑メーカーのHPではハイインピーダンスになっているのだが、実際に背面を見ると8Ωだったはず。
・(Victor PS-G152B グラフィックイコライザ)×2
・ソース再生用機材(Line機器)

流石に雨風の危険の有る中でO2Rをラックから外してもってくるわけにも行かないため、ミキサーに関しては妥協。使用する機材の量と考えてパッチ板をつけるかどうかは選択する。
問題は明らかに容量の不足しているアンプ。
実際のところ若干容量がオーバーしてもなんともないので、スピーカーを分割して接続する。
容量の大きいアンプとそうでないアンプの二台にどちらに負荷をかけるかということを考えながら接続する。
接続時は、現場の状況を考えて途中でぬけたりしない事を考えてセットを組む。
中庭の特性上、リハーサル時のような人が当日の半分以下で、尚且つ当日のような環境音がない場合、中庭の壁に当たり音が反響する可能性が非常に高い。
そういう場合も考えてリハーサル時にマスターボリュームの調節、音質の特定とイコライザの設定を行う。
また音が直接聞こえると違和感が発生するので(特にワイヤレスマイク使用時)自然に聞こえるようにディレイをかませると良いかもしれない。(そのチャンネルのみ)
以上覚書